そもそもワインってどうしてできたの!?ワインの歴史

ワインの歴史とは?

ワインとは、世界でもっとも古いお酒だというのをご存じでしょうか?
人類がワインづくりを始めたのは、古代メソポタミア時代だと言われています。
紀元前5000年頃のことを記録した、ギルガメッシュ叙事詩という書物の中に、ワインに関しての記述があるそうです。
さらに、紀元前3100年頃からエジプトで栄えたエジプト王朝のピラミッドの壁にも、ワイン醸造やブドウ栽培の絵が描かれているというから驚きです。
また、紀元前3100年~1500年に栄えたエジプト王朝のピラミッド
紀元前1500年頃、エーゲ海諸島にワインづくりは広まっていき、そこからギリシャやローマなど、ヨーロッパ全域へと広がっていきます。
そのいっぽうで、日本のワインづくりが始まったのは明治時代からと言われており、明治10年頃に大日本山梨葡萄会社という会社が設立されたのをはじめとして、山梨県内にワインづくりをする人たちが集まり、次第に日本のワインづくりの中心地となりました。
ワインを飲む時に、こういった古い歴史に想いをはせつつ飲むのもさらにワインがおいしくなっていいかもしれませんよ。

ワインの種類ってどんなものがあるの?

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ワインとは、ブドウを発酵させ作ったものを言います。
ワインには、製造方法により4つに分類されます。
●スティルワイン
これは別名テーブルワインとも言い、一般的なワインのことをこう呼ぶこともあるのですが、ぶどうを発酵させて炭酸ガスを残さない非発泡性のワインのことを言います。
スティルとは静かなという意味があり、また非発泡性という意味もあります。
このワインの場合、食事と一緒に飲むのが一般的とされています。
糖分が発酵する際に発生する炭酸ガスを空気中に発散させるようにして作られ、瓶詰が行われます。
なお、アルコール度数は15度未満となっており、色は赤や白、ロゼあって、甘口から辛口までいろいろなタイプのものがあります

●スパークリングワイン
このワインは、炭酸ガスを閉じ込めた発泡性ワインのことを言います。
スティルワインを瓶詰めし、糖分と酵母を添加して瓶の中で炭酸ガスを発生させる瓶内発酵法、つまりシャンパーニュ法で、タンク内で二次発酵させる方法や炭酸ガスを吹き込む方法などさまざまです。
代表的なものとしては、フランスのシャンパーニュ地方で作られるシャンパンや、ドイツのゼクト、スペインのカバ、イタリアのスプマンテなどがあります。

●酒精強化ワイン
別名フォーティファイドワインとも言い、発酵過程の中でブランデーなどアルコール度数の高いものを加えて発酵を止めたワインで、アルコール度数が15度から20度と高いものです。
主なものにポートやシェリー、マディラなどがあります。

●混成ワイン
これはフレーバードワインとも言い、スティルワインに香辛料や薬草、果汁などで味を付け作ったワインのことです。
スペインのサングリアは果汁系、イタリアのベルモットは薬草系として有名です。

ワインの上手な保存方法とは?

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ワインを常においしく飲むためには、保存方法にも注意したいですよね。
まず、温度の低い場所を選び、理想は12度から14度程度だと言われています。
また、適度な湿気がよく、ワインを寝かせて保存し、コルクが乾燥しないように注意しましょう。
70度%から80%の湿度がいいとされています。
次に、日光や蛍光灯などに長時間ワインがさらされますと、不快臭や変色の原因となり、品質が劣化することがありまう。
熟成された高級ワインの場合、瓶の中でもさらに熟成を続けているため、振動によって香味のバランスが崩れる恐れがあるので、冷蔵庫のドアポケットなど振動する場所での保管は避けましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
ワインは奥深いものだということが分かっていただけましたか?
ぜひ、これからもワインを楽しんでみてくださいね!